• 写真:白鷹の家1
  • 写真:白鷹の家2
  • 写真:白鷹の家3
  • 写真:白鷹の家4
  • 写真:白鷹の家5
  • 写真:白鷹の家6
  • 写真:白鷹の家7
  • 写真:白鷹の家8

白鷹の家

House in SHIRATAKA
  • 山形県白鷹町
  • 2010年
  • 住宅 / 採光断熱壁 / 木製サッシ / 大開口

山形の家づくり大賞コンペ県知事賞
グッドデザイン賞
東北建築賞作品賞・日本建築学会作品選集

計画地は山形県白鷹町。一年のうち、3分の1は雪に閉ざされる多雪地域である。

このような厳しい自然環境のなか、一年中あたたかな光に満ちあふれた住まいを計画したいと考えた。
冬季の厳しい寒さゆえ、開口部を大きくとることは室内の温熱環境を大きく損なうことになる。そこで、光を透すリサイクル可能な新素材を用いた採光断熱壁のシステムを考案した。
ローコストゆえ、木造在来工法により建てられているが、構造部材が採光を妨げることのないように工夫をして、壁面全面からの自然採光を実現した。
室内は大きなワンルーム空間とし、平面的な回遊性に加え、断面的にも吹抜けを介した自然通風が可能なパッシブな設えとした。

一年の3分の1は雪に閉ざされる地域で光を透す新素材を用いた採光断熱壁のシステムを考案し、厳しい自然環境のなか一年中あたたかな光に満ちあふれた住まいを計画した。

雪国の暮らしにとって一番大切なことは、いかに厳しい自然環境に寄り添い、共生していくかである。特に光は、一年のうち3分の1もの間、雪に閉ざされる多雪地域においては切実である。そこで、採光断熱壁という冬の寒さに耐えつつ光を透過する暖かな衣をまとったパッシブな住まいを計画した。一年中あたたかな自然の光に満ちあふれた住まいはローコストながら、新しい雪国の住まいのあり方を提案している。

雪国においては、日照時間の短さは冬の寒さよりも切実な問題である。特に1年のうち3分の1もの間、雪に閉ざされる多雪地域では光をいかに享受するかが人々の健康と直結している。そこで、しっかりとした断熱性能を確保しつつ、自然採光を可能にするような採光断熱壁のシステムを考案した。ローコストゆえ内装は木の地肌や透湿防水紙(タイベック)素地のままの仕上げとなったが、それがかえってあたたかみの感じる空間となった。

厳しい自然環境と共生する雪国におけるあたたかな光に満ちあふれたパッシブな住まいのあり方。
リサイクル可能な新素材を組み合わせた透過性のある採光断熱壁のシステム。
ローコストながら、構造的な工夫により、壁面全面の自然採光を実現した木造在来工法による架構方法。

ローコストながらエコロジカル住まいを雪国で実現すること。
積雪荷重という物理的な制約の中で、木造在来工法による壁面全面からの採光と無落雪屋根を実現すること。

受賞:
日本建築学会建築デザイン発表会「環境と共生する建築・都市」テーマ部門優秀賞
第3回山形の家づくり大賞コンペ一般住宅部門大賞
第3回山形の家づくり大賞コンペ県知事賞(最優秀)
2010年度グッドデザイン賞
第31回日本建築学会東北建築賞 作品賞
日本建築学会作品選集2012
第6回JIA東北住宅大賞 奨励賞