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上山の家/大改造!!劇的ビフォーアフター(高断熱パッシブ改修)

House in KAMINOYAMA
  • 山形県上山市
  • 2016年
  • ビフォーアフター / 雪国の住医 / 古民家再生 / 蔵 / 断熱リフォーム / 高断熱高気密 / 付加断熱 / 気流止め / 土間 / 高畠石 / 薪ストーブ
  • http://www.asahi.co.jp/beforeafter/d00171flam.html

大改造!!劇的ビフォーアフター『雪かきしながらトイレに行く家(2016年3月20日放送)』
今回の依頼は山形県上山市のY家。蔵王連峰の裾野、冬は雪深く、気温も氷点下まで冷え込む場所に建つ、築150年以上の古民家だ。
依頼者は18年前、韓国のソウルから、山形の農家に嫁いできたが、その暮らしには、なみなみならぬ苦労があった。家の中は隙間だらけで断熱材も入っておらず、凍えるような寒さ。家中が寒いこともあり、食事をするのも、くつろぐのも、さらに今は寝たきりとなった義母の介護も、昔から使われている古い薪ストーブが置かれた八畳の居間で肩を寄せ合って過ごしている。そんな依頼者がいまだに慣れないのはトイレ。Y家の広大な母屋にはトイレが一つもなく、外の納屋にしかない。しかも汲み取り式のトイレだ。雪の日は、用をたすのにわざわざ雪かきをして道を作りながらトイレに行かなくてはならない始末…。他にも、玄関の鍵は外からかけられず、野良猫の侵入をふせぐためだけに外から棒を立てかけるだけの不用心さ、脱衣所のない冷たい浴室・・・問題点は山積みだ。
トイレは外にしかない上に、家族四人が薪ストーブの周りで縮こまっている生活から解放されたい…。
果たして匠は、寒さに凍えるY家に、どんな治療を施すのか。

設計・監理:渋谷達郎「雪国の住医」
構造:鈴木建築設計事務所
施工:高橋工務店(天童市)
撮影:長岡信也